普段の生活の中でどこででもいるスズメですが、彼らはいったい何を食べているのでしょうか?
都会では人の周りをウロウロし、何かを拾って食べている姿もよく見られます。少し詳しく見ていきましょう。
スズメの食事
すずめは集団生活をします。寝る時も食事をする時も集団で行動し、食事中も各自が周囲を警戒しながら食べ、誰かが危険を察知すると一斉に逃げます。
稲作とスズメ
秋の稲穂ができる頃になると、スズメは大群で田んぼへ押し寄せます。そして一斉に稲にとまり、まだ柔らかいミルクのような状態の米を食べるのです。
スズメに食害された稲穂の中身は空っぽで白くなってしまいます。このため、昔からスズメは稲の害鳥として追い払われてきました。
スズメの食べ物
稲の害鳥でもあるスズメは雑食性です。主にイネ科の葉や草花、草の種、虫や花の蜜から栄養をとっています。
春から夏にかけての繁殖シーズンには、ヒナに栄養を与えるためいつもよりも肉食寄りになります。この頃にはスズメが虫を捕らえている姿もよく見られます。
都会のすずめはそれに加えてパンやお菓子のくず、生ごみまで拾って食べてしまいます。
スズメの好物
スズメに餌付けをする場合には、生米、ピーナッツ、ミカンなどが良いでしょう。ピーナッツは塩の付いていない素煎りの物が良いです。生米はやや硬いのでヒナ鳥には少し食べにくいかもしれませんが、やはりお米はスズメにとても人気が高いです。
無塩ピーナッツは生米よりも柔らかく、ヒナ鳥にとっても食べやすいようです。ピーナッツは香りも良いので好きな人も多いですが、スズメにとっても同じようで、お米よりもこちらを好む個体もいるようですよ。
パンやパン粉をあげている人も多いですが、パンには油脂や塩分が多いのであまりお勧めではありません。ペット用の小鳥のエサでも良いですが、野生のスズメはこれをエサだと認識せず食べない、という例も割とよくあるそうです。
与えてはいけない物
炊いたご飯、ネギ類、玉ネギ、塩分の高いもの、チョコレート(カカオ)、生の大豆、キノコ、乳製品はスズメには食べさせないようにして下さい。
生米はスズメの好物ですが、炊いたご飯はその粘り気が「そのう炎」を引き起こしやすくなります。また、パンなどもそのう炎の原因になります。
まとめ
いかがでしたか?
お米が好物なスズメですが、炊いたご飯は食べさせてはいけないということは意外だったのではないでしょうか?
これは、文鳥等ペットの鳥でも同じです。スズメに好物をあげながら、仲良くなっていけたら楽しいですね。
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