スズメは昔から日本人にとってとても身近な存在です。イネの害鳥としての存在でもあり、食料としての存在でもありました。

どこにでも目にする印象が強いスズメですが、スズメたちはどのくらいの距離を移動するのでしょうか?

今回はスズメの行動範囲について調べてみました。

スズメのすまい

スズメは日本各地で一年中見られます。基本的にはあまり大きく生活範囲を変えることはないと言われていますが、移動距離は個体によって変わります。

すずめ 行動 範囲

スズメは留鳥

スズメの多くは1年を通して遠くへは移動せず、近場でちょこちょこ場所を変えながら生活しています。

1920年から1940年にかけて行われた調査によると、その行動範囲は2つのグループに分けられることが分かりました。移動距離が5km以内のグループと100km以上ものグループが存在したのだそうです。

スズメの渡り?

ほとんどのスズメの行動範囲は半径1km以内だといわれています。その一方で、スズメの中には日本国内で夏は北の方へ、冬は温かい南の方へ移動している個体がいることも分かっています。

1年中周りにいるので全く実感がわいてきませんが、私たちが目にしているスズメたちは、季節によって全く別のスズメ達である可能性もないとはいえないですね。

スズメの顔を認識する事は難しいので、どちらなのか見分けることはできないでしょうが…

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生活範囲の変化

そのような長距離移動をしないスズメ達も、季節によって少しずつ生活圏を変化させているようです。繁殖期には外敵の接近を防ぐために人の家の近くに巣をつくります。ただ、人に対しての警戒心も強いので、人の近くでかつ人の手の届かない高さの場所を選ぶのだそうです。なかなか知恵を絞っていますね。

繁殖期が終わると、今度は人の周辺から少しずつ近くの森林や竹やぶなどにその生活範囲を移動させていくようですよ。

気ままに移動生活ができるスズメたちがうらやましいですね??

まとめ

いかがでしたか?

スズメは留鳥でありながら、かなり長い距離を移動する個体もいるということが分かりました。

これには驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

長距離移動しない個体がほとんどですが、季節によって少しずつ生活範囲を変えている点も意外だったかもしれません。

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