スズメはスズメ目・スズメ科・スズメ属に分類されている野鳥の一種です。
私達もしばしば目にする事も多いので、とても馴染みのある野鳥ですが、スズメはどのようなものを食べているのでしょうか?
少し詳しく見ていきましょう。
スズメの生活
スズメは1年を通して渡りをしない留鳥とされています。ただその中には国内の範囲内で夏は北へ、冬は南へ移動する個体がいることも報告されていますが、一般的にはあまり行動範囲は広くありません。
とても警戒心の強いスズメは外敵から自分たちの巣を守るため、繁殖期には民家の近くの人の手の届かない高い場所に巣を構えます。
家の軒先や屋根などのちょっとした隙間などがその場所として選ばれる事が多いようです。子育てが終わると、生活圏を近隣の森や林、また竹やぶなどに少しずつ移動しているそうですよ。
スズメの食事
スズメは主にイネ科の草花、草の種子、花のみつや昆虫、クモなどを食べて生活しています。スズメは雑食性なのです。ただ春から夏にかけての繁殖期には、巣で待つヒナたちのため普段より虫を捕らえる割合が多いとされています。
成長期にあるヒナを抱えるこの時期には肉食寄りになると言えるでしょう。またスズメは繁殖シーズンには2回以上繁殖するとされています。この時期、農作物につく害虫を大量に食べてくれるスズメは、益鳥の役割をしているのですね。
一方、繁殖期が終わると虫を食べる割合は減ります。そして夏の終わりごろ、イネの収穫前になるとスズメ達は集団で稲穂を食害します。
そのためスズメ達はイネの害鳥とされ追い払われることが多いのですが、稲穂の中のお米が硬くなる前のミルク状の液体を吸いとります。
スズメ達に食害された稲穂は中身がなくなり収穫できなくなるそうです。スズメは益鳥でもあり害鳥でもあるのですね…
まとめ
いかがでしたか?
私達の身近にたくさんいるスズメですが、意外と寿命など詳しい生態については、まだ研究が進まず分かっていない事も多いそうです。
また、スズメは水浴びだけではなく砂浴びや時にはアリ浴びもするようですよ。
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