スズメの鳴き声というと「チュンチュン」と鳴くのがもっとも一般的です。
しかし、よく観察すると色々な鳴き方をします。恐怖を感じているときは「チュチュチュチュ・・・」と忙しく鳴き、嬉しいときは「チーチーチー」とか「チュンッ チュ」を繰り返します。
警戒しているときは「チャン チャン チャン」と鳴きます。機会があればぜひ聞き分けてみてください。
スズメの換羽
スズメの一年は卵を産む→卵をあたためる→卵がかえる→雛が育つ→巣立ちする→ひとり立ち→交尾→巣作り→卵を産む を繰り返しています。その中で細かくみていくと換羽(かんう)という古い羽が抜け生え変わりをします。
羽根は新しい羽が古い羽根をところてんのように押し出すように抜けていきます。
だから直接飛ぶことには影響しません。
しかし、体力を多く消費するため鳴いたり争ったりせず大人しく暮らします。
スズメの換羽時期
スズメの換羽の時期はおおよそ8月ごろが多いみたいです。
3枚づつ2ヶ月ほどかけて生え替わっていきます。
やはり空を飛ぶっていうのはかなり空気抵抗がかかるので傷んでいくのも早いのでしょう。
きっと、新しい羽根に生え替わって飛んでいると気持ちのいいもんなんでしょうね!
スズメの羽根の手入れ
また人が風呂やシャワーなどに入るようにスズメも水浴びをします。
体の汚れを落とし、寄生虫をふりはらい羽根をきれいにします。
雨の水たまりや池の浅いところ、動物園の動物の水飲み場なんかでも夏場にスズメの水浴びが見れます。
そして、アフリカ出身の名残なのか砂浴びもします。
また、尾羽の付け根に油の出るところがあり、嘴(くちばし)でその油を羽根にぬりつけて少々の雨にぬれても大丈夫なようにしています。
さすが鳥です、羽根の手入れには余念がありません。
まとめ
おそらく、羽根の手入れはどんな鳥にとっても一番重要なものでしょう。そんな羽根が孔雀のように美しいものがあったり、熱帯の国の鮮やかな羽根の色をした鳥たちがいたり。ペンギンのように飛べずに冷たい海の中を泳いでいる鳥がいたりします。鳥の世界は本当に不思議です。そういえば恐竜の時代に卵から胎盤に変わる進化はウィルスの侵入で卵での子育てから胎盤での子育てに変わったらしいです。そんな胎盤のDNAにはレトロウィルスの残骸DNAがたくさんあると言っている学者もいました。さらっと言いましたがこの話、もし本当ならすごい話です。
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