スズメは日本各地に生息し、昔から日本人のそばにいる野鳥です。
民話などにもたびたび登場するほど身近なスズメですが、その生態はあまり知られていません。
特にペットとして飼われることが少ないので卵や雛鳥などあまり知っている方は少ないのではないでしょうか。
スズメのヒナの餌
スズメは大体産卵して12日前後で孵化します。
スズメの親は孵化してから育つまで餌を運んだりまだ体毛が生えていないヒナを温めたりととても献身的に子育てします。
ヒナへの餌やりは孵化直後から始まります。
それから巣立ちまでずっと餌をあげ続けます。
しかもヒナはとても食欲旺盛でよく食べる上に、ヒナは3時間以上何も食べないとどんどん弱っていってしまうため、親鳥はどんどん餌を運ばなくてはいけません。
大体一回の出産で4~6個の卵を産むので、孵化して平等に餌をあげるために親はずっと運び続けます。
ヒナの餌の食べ方
ヒナの方は餌を貰うとすぐに排泄をしてしまいます。これは消化能力が不十分な為です。
糞は親が外に捨てに行きます。巣が糞で白くなってしまうと、外敵に襲われかねないからです。
餌を貰う際、目も空いていない雛鳥たちは自分たちより高い位置で何かが動く気配がすると一斉に口を開けて餌を貰おうとします。
意外とまんべんなく餌を与えられます。
これは親鳥が意識的にしているわけではないのですが、そうなるのです。
ヒナを保護した時の緊急の餌
もし道端などで、産まれたばかりのヒナが落下していて保護してしまった場合はどういった餌をあげるのがいいのでしょうか。
まだ産まれたてのヒナはなかなか食べられませんので、緊急で餌を与える際は、子犬用のドッグフードを粉々にし、40度くらいのお湯で耳たぶくらいの固さになるまで練り、口を開けたヒナの口の奥の方に入れてあげましょう。
手前に入れてしまうと窒息してしまう恐れがあるので必ず奥へ入れてあげます。
入れ方はピンセットなどで小さく丸めた団子にしてあげるといいです。その他固ゆで卵や、きな粉が有効です。
まとめ
あまり知られていないスズメのヒナですが、親が献身的に世話をして成長していることがわかりましたが、もし緊急でお世話する際は餌に気をつけましょう。
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