渡り鳥などは、寒くなると暖かい所へ移動したりしますが、スズメは、普通に冬を越え(越冬)ます。冬でもスズメの泣き声を聞いた人も多いのではないでしょうか。
では、冬、スズメは、どうやって餌を食べ、生活しているのでしょうか。説明していきたいと思います。
スズメにとって厳しい冬
スズメの餌はイネ科の植物や虫類でしたが、冬になると餌が減ってしまいます。
そのことから冬を越せないスズメもいるようです。
スズメは、大量の餌を必要としますので、この時期で若いスズメの多くが亡くなってしまいます。
残念ですが野生で生き残る事が出来るのはほんのわずかです。
集団で身を寄せ合い餌を探す
基本的には集団行動で冬の寒さはみんなで身を寄せて暖を取り、活動する時間も集団で餌を探します。
自然界で餌を見つけられる確率は、かなり低いので、そうでない場合は人間のすみかへやってきます、人間の庭やベランダでスズメを目にする事もあります。
スズメは雑食性なので食べられるものなら何でも食べます。
木の実、草の実、人間の落としたパン屑やお菓子の屑、残飯などなど、きりがないぐらいです。
勿論、冬眠中の虫や虫のさなぎなどを見つけたらそれも喜んで食べます
まとめ
スズメは、渡り鳥ではないので、集団で暖を取り、また、餌も集団で協力し探します。しかし、まだ若いスズメでは、亡くなってしまうケースが多いようです。自然界の厳しい現実です。
冬以外では、人間に自ら近付く事のないスズメですがこの時期は、餌がとても少ないため、人間のすみかまでやってきます。その時は、遠くから、お米などを撒いてあげると良いでしょう。
基本的に人間に懐くような鳥では、ありませんが、喜んで食べてくれるでしょう。
スズメは、大変大食漢であり、人工飼育下では、3時間に1度、餌を与えないといけないぐらいの鳥ですので、スズメにとって冬を越すというのは、私達が思っている以上に大変であり、スズメは、集団生活でなんとか過ごしているのです。
スズメが冬に近づいてきたら、少し餌になる物を与えてあげるのも良いと思います。しかし、大量のスズメが来ると近所迷惑にもなります。そこを踏まえて餌やりは、考えましょう。
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