すずめは、大変身近な野鳥であります。
大昔から民話や童謡、絵本などでも出てきて、また俳句の季語にも使われるお馴染みの鳥です。
舌切りすずめの話は、とても有名で日本人なら誰でも知っていますね。
人間のいるところには、たいていすずめが暮らしています。
人間に近いのに、警戒心が強く人間と一定の距離を置き、あまり懐く事のないのも特徴です。
しかし、実は、その生態には、謎が多くまだ分かっていない事も多いのです。
今回は、皆さんが、よく見かけるすずめが地面をつつく事について説明していきます。
すずめは小さい粒や動くモノに反応して、本能的につつく
すずめは鳥類の中で最も大食漢です。
豊富な食料を獲得するために、豊富な食料を生産する人間社会に近づくのだと考えて良いと思います。
すずめのくちばしは太く短いため、穀物をかみ砕くのに適しています。
お米だけに限らず、雑草の実なども好み喜んで食べます。
特にイネ科の植物の実が好物で、雑穀も喜んで食べます。
雑食性で、パンくずからお菓子くず、昆虫、生ごみまで、食べられるものは何でも食べます。
すずめの喉には「そのう」という特殊な器官があり、ここに一時的に食事を貯めることができるので、食べられる時は一気に口に入れるようにしているのです。
ですから、地面をつつくのは、地面に落ちた餌をつつく習性と考えられます。
すずめは地面をジャンプしながら移動しているのもそのためです。
まとめ
すずめは、大変大食漢であり、そのために人間社会に近づき、生活し、また、雑食性であるため、なんでも食べられる事、地面をジャンプして移動する事、全てが食料を得るためです。特に雑穀を好む事から、地面をつつき、地面に落ちている雑穀を餌とするため、一気に口に入れているのです。
しかし、地面をつつく習性から、カラスやモズなどの自分よりも身体の大きな鳥たち、また飼い猫や野良猫なども脅威になるのです。
しかし、地面をつつかなくては、すずめは、生きられません。
人間がもし、すずめを保護しても地面をつつく訓練をしないと野生に帰る事は、出来ないくらい重要なのです。
これからは、地面をつつく、すずめを温かく見守ってあげてください。
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