スズメは春から夏にかけて複数回にわたって繁殖します。そのころになると雛に一生懸命エサを運ぶ親鳥の姿を見ることも多いですね。
一方で巣から落ちたり、巣立ち後飛ぶのに失敗して怪我をするヒナも多いです。スズメの親鳥も安心していられません。
雛の姿について
スズメは成長とともに、頬とのど元の黒い模様がはっきりとしてきます。まだ雛のスズメは幼く少々頼りない姿をしていて、黒い模様もはっきりしません。
また、くちばしの周りには黄色のパッキンのようなものが付いていて、その口をいっぱい広げて親鳥にエサをおねだりします。羽根を震わせて体をかがめ、全身を使っておねだりする姿はとても可愛らしいですね。
雛の羽根
鳥の雛は最初は親鳥とは似ても似つかない姿をしています。卵から産まれたばかりの頃はまだ羽根は全く生えていません。どちらかといえば、可愛いとは言い難い姿かもしれません。そこから成長とともに少しずつ羽根が生えそろいます。
親鳥は大忙し
スズメは普段イネ科の草花、種子、花の蜜、虫などを食べています。繁殖シーズンになると、大きくなる雛のために親鳥はエサ取りに大忙しです。このころには、主に虫を捕まえて雛に与えるようですよ。農作物につく害虫を食べてくれているのです。
地面に雛がいる
怪我をして弱っている雛は、もしそのまま見て見ぬふりが出来ない方は保護して獣医さんへ連れて行っても良いでしょう。まだ元気で暴れまわる元気がある雛なら、そっとしておく方が良いかもしれません。
親鳥は近くで雛を見ているので、怪我をしていない雛なら大丈夫です。もし保護して治療した場合、数日以内なら親鳥は雛を覚えているので、なるべく早く親元に返してあげる方が良いようです。
周囲の安全を確認しながら、そして親鳥らしいスズメが近寄ってくるか、呼び鳴きしているか確認してあげてください。もしそのようなことがない場合、残念ながら親鳥はもう雛を探してはいないということになりますので、巣立ちできるまで面倒を見てあげるしかありません。
まとめ
いかがでしたか?
スズメ達も雛の生まれるシーズンには大忙しですね。常に子供の安全に気を配らないといけない子育ては、人もスズメも共通なのかもしれません。
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