むかしから、渡り鳥であるツグミを大量に捕まえるためにカスミ網という狩猟方法があります。

細い暗い糸でできた横長の網で、野山に竹竿を立てて横に広げ張ります。

遠目に見ると霞んで見えるためカスミ網と言います。現在では禁止されていますが、研究のために特別に許可されます。

そういう場合は標識調査であることを示す張り紙がされます。こうして捕まえたスズメに印をつけてスズメの行動を調査するのです。

そうしなければどれがどのスズメかが分からないからです

スズメの捕獲とスズメの先生

スズメは野鳥です。

その野鳥の捕獲に関する法律に大きく関わったのが他の記事スズメの知能はどれくらいか?

でスズメの学校の先生として紹介した、中西悟堂さんです。さすがはスズメの先生です。

自然は様々な生物や無機的な環境によって形作られています。

その中に食物連鎖があります。このシステムが生態系となります。

野鳥を保護するということはこの生態系を守ることなのです。

私たち人間もこの生態系の中に属しているので、それを乱すと自分たちの生命も危なくなるのです。

そのシステムを守るために鳥獣の保護が必要だと、強く訴え法制定に積極的に行動したのがスズメの先生です。

スズメ 捕獲 法律

スズメの捕獲に関する法律

鳥獣保護法は元々は狩猟に関する法律でした。

そこに動物愛護精神から制限をかける法律に変わっていったというものです。

ですので制限をかける一方、適正な時期、適正な方法、適正な場所、適正な鳥獣を獲ることも許されています。

人にも色々な考えの人がいます。

法律もその色々な人の自由や主張を取り入れて変化していく一つの道具です。

それをどのように解釈しどのように行動するかも人それぞれです。

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まとめ

スズメが好きな人、そして農家などで実際にスズメに困らされる人。そして焼き鳥を好きな自分。もちろんスズメを食べたいとかそんなわけではないですが、ニワトリは食べるのにスズメを食べるのが好きな人にそれはイケナイことだ!というのは少し気が引けてしまいます。そういうことをしていると他の自分が好きなこと。例えばギターを弾いたり歌ったりが好きなんですが、それを他の人からうるさいから辞めろ、と言われるといい気分はしません。もちろん他の人には迷惑がかからないように配慮はしています。この辺りの問題はとてもデリケートな問題だと思いました。

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