雀は私達が目のつくような所を飛び回り、立ち止まっております。

鳶のように空を見上げるほど高くは飛んでおりませんよね。

飛行の速度も一生懸命羽ばたいている割には、それほど速くは感じないように見えます。

そう考えると、雀の飛行能力は高くないのか?

そのような疑問を解消するため、今回は雀の飛行能力について調べてみました。

 雀が飛べる高さ

私達がよく目にする雀は、よく木の上や電線の上まで飛び、そこに止まっている姿かと思われます。

電線の高さは約15mとされているため、一般的には10~15mくらいの高さを飛んでいる事になります。

しかし、10階建マンションの最上階で雀が飛んでいるのを目にするという情報もあります。

そのため、20~30mの高さまで飛ぶ事が出来ると思われます。

地上50m地点で雀を見たという情報はなかったため、20~30mくらいが上限と予想がされます。

あまり高い所まで飛ぶと、猛禽類等に捕食される危険性が高くなります。

そのため、人間の生活圏範囲内に収まるくらいの高さまでしか飛ばないのです。

雀 高さ

 飛行の速度や移動距離について

雀の飛行速度は他の鳥類と比較して、とても遅いとされております。

普段の飛行では、時速約40kmのスピードで飛んでおります。

同じく身近な鳥である烏と比較すると、燕で時速約55km、烏で時速約60kmとなっております。

雀の最高飛行速度は時速約55kmと言われているので、遅い部類に入りますね。

移動距離についても、雀は留鳥であるため、遠くまで移動はしません。

1回で飛行できる距離も短く、1日で5km前後範囲内での移動が最も多いとされております。

長くても25km範囲内くらいしか移動しません。

しかし、雀の中には日数をかけてですが、とんでもない距離を移動するものもいるそうです。

新潟県にて調査のため足環をつけられた雀が、岡山県や高知県で見つかった例もあるのです。

この事により、その場に留まる雀だけではなく、移動性の高い雀の集団もいるという事が明らかになりました。

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まとめ

雀は基本的にはあまり高い位置を飛ばず、飛行速度も遅いです。

それ故に我々にとって身近な鳥であると位置付けられたのでしょう。

雀といえば留鳥である事しか知らなかったので、長距離を移動するものもいるという事がわかったので驚きです。

1回の飛行で全然距離を飛ぶ事が出来ないので、長距離はさぞかし大変なんだろうなとも思いました。

身近な生物ですが、まだまだ知られざる生態があると考えると不思議なものですね。

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