雀は、警戒心が大変強く、巣が天敵に襲われて、そこがもう安全ではなくなってしまった場合、巣を諦めて育児放棄してしまうことがあります。

そんな時に卵から孵化した雛を保護する人もいると思いますので、雀の雛の温度について補足も含め説明していきます。

雛の成長

孵化したばかりの雛の体の様子は、黒色で、くちばしは黄色です。

赤ちゃんの雀は生まれた後、親から餌をもらって過ごします。

そして、約2週間後で巣立ちするのです

 雀 雛 温度

雛の温度管理

裸の雛や産毛が生えた程度の雛の世話をするには、保温が一番重要です。

鳥の正常体温は41~43度と高く、羽が生えそろう頃までは自分で体温調節もできません。

裸のまま急に広い社会に放り出された幼い雛は、体温の低下で一気に体力を失ってしまうのです。

元気なように見えていても目に見えず弱っていることの方が多いです。

体温が40度を下回ると危険な状態になることが多いので温度管理は徹底してください。

かならず保温をしてあげましょう。ぬれている時にはやわらかい布などでそっとふいてあげてからあたためます。

人の体感温度を目安に温度管理をするのも危険です。

適度な温度を保てるように巣箱の中に温度計を入れておきましょう。

部屋自体を暖かくしておくのも大事です。

室温は26度より下がらないように気をつける事が必要。

とくに夏場の冷房はよくないのです。

できるだけ風通しを良くして、冷房を使わない状態にしてあげてください。

保護をしなければならないほど弱っている状態ですから、夏場でも保温は必要です。

鳥たちの体温は、人が高熱を発している時と同じであり、人間の温度感覚で育てると幼い雛は、亡くなってしまいますので、温度管理は、徹底的にしましょう。

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まとめ

雀は、時として育児放棄をする場合があり、その雛のお世話は、想像以上に大変です。温度管理だけで、こんなにも説明がいるのですから、その他にもやってあげないといけない事が沢山あります。また、どれだけ手をつくしても亡くなってしまう場合もありますので、これは、弱肉強食の自然界では、仕方のない事です。

雛を保護する時は、覚悟して挑んでください。

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