雀の兄弟が電線で 大きくなったら何になる？
大きくなったら鷹になる 大きくなったらペンギンにチュンチュン チュンチュン チュンチューン チュンチュン…
若い方はご存知ないかも知れませんね。昔ヒットした可愛らしい歌です。
雀の鳴き声といえば、チュンチュン…とイメージしますが、実はいろいろとバリエーションがあるそうなんですよ。
そこで、今回は雀が鳴く声と、その理由についてご紹介していきたいと思います。
雀の鳴き声について
雀の鳴き声について、「スズメの大研究」という、国松俊英さんの著書を参考にさせていただきました。
雀は、よく観察していると、チュンチュンというワンパターンな鳴き声だけではなく、そのシチュエーションによって、鳴き声を変化させ、意志を表現しているそうです。
例えば…
【普段】チュンチュン チュイッ チュイッ
【喜び】チーチーチー チュンチュッ
【警戒】チャン チャン チャン
【怒り】ジュウ ジュウ ジュウ
【恐怖】チュチュチュチュチュ
また、他の辞典にも、【縄張りを主張する時】ジュクジュク
というふうに鳴き分けているそうなのです。
雀の群れについて
雀は大変臆病で、警戒心の強い鳥です。
その為、繁殖期以外は群れで生活することが多く、群れでいることで、お互いに周囲の監視の目を光らせたり、餌の在りかの情報交換を行ったりしていると考えられています。
雀の鳴く声が違うのは、群れの仲間同士のコミュニケーションを円滑に行う為なのかも知れませんね。
まとめ
雀は、私達の身近にいながら、本当のところまだ、わからないことが多い鳥なのだそうです。しかし、雀が鳴く声には、きちんと違いがあり、また鳴き声それぞれに、仲間同士のコミュニケーションを円滑にさせる「雀語」のようなものが存在するのです。
「天敵がやって来たぞ〜！みんな気をつけろ！！」チャンチャンチャン…
「少し行った所にある田んぼで、今日は稲刈りをしているそうだよ」チーチーチー…
なんてところでしょうか？
これを知ってしまうと、明日は雀の観察をして、雀の鳴く声を聞いてみたくなりますね！
今のあなたにおすすめの記事
