スズメとヒヨドリの解放区、生活範囲や縄張りについて考えてみることにします。

それぞれがどのような生活スタイルを持っているのか調べてみることにします。

スズメとヒヨドリの比較

スズメは、スズメ目スズメ科スズメ属に分類され、人の近くで生息し、人のいなくなった集落からはスズメも消えると言われるくらい身近な鳥です。

ヒヨドリスズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類され、日本では里山や公園でよく見られるので、スズメと同じく日本人にとっては身近な鳥です。

このように、どちらも人との関わりが昔からある鳥なので同じような生活スタイルなのではと考えてしまうと思います。

しかし、実際には世界の分布も、生活スタイルも異なる鳥なのです。

スズメとヒヨドリの解放区は同じか

スズメはユーラシア大陸の広い範囲で生息していますが、ヒヨドリは日本列島周辺にしか生息していません。

世界の生息地域の解放区という意味では、スズメの方が広いのです。

では、世界での生息地域ではなく、日本にいる個体での比較はどうなるのか考えてみることにしました。

こちらの方が鳥の解放区というイメージに近くなると思います。

まずスズメは一年をほぼ同じ場所で過ごしますが、ヒヨドリは渡り鳥として、秋ごろには数羽から数百羽の大群で西や南に移動します。

個体で比較すると、ヒヨドリの方が広い範囲で生活していることがわかります。

また、ヒヨドリはスズメが生息していない島にも分布しているようです。

スズメ  ヒヨドリ 解放区

人への解放区としては

警戒心がつよく、なかなかなつかないと言われるスズメが安全だと思う人との距離は、5メートルくらいという実験結果があります。

人から逃げる距離をフライトディスタンスと呼び、スズメに限らず様々な動物が持っている警戒距離です。

ハトやカラスに比べるとスズメに近付くのは難しいことがわかると思います。

一方、ヒヨドリは人になつくようで、平安時代には貴族の間で個体名を付けていたりしたとのこと。

飼い主を見分けることが出来たという記述があることから人との距離はスズメよりも仲良くなれそうなイメージがあります。

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まとめ

スズメもヒヨドリも日本人にはなじみのある鳥だと思いますが、生活スタイルには大きな差があることを知りました。それぞれの生息している解放区も違っていて、ヒヨドリが日本周辺にしかいないことを知ることも出来ました。ヒヨドリのほうが警戒心が強くなつかないと思っていましたが、飼い主を見分けるなんてすごく賢い鳥であることに驚きました。

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