スズメは日本の中では一番よく目にする野鳥といっても過言ではありません。スズメは昔から人と密接にかかわってきましたが、とても警戒心が強い鳥です。
そんなスズメ達に帰巣本能はあるのでしょうか?少し調べてみました。
スズメの生活
スズメは体が小さく、外敵から身を守るために常に集団で生活をしています。食事中も寝る時も仲間と一緒に行動し、繁殖をする際にも集団で行うそうです。
スズメのヒナ
春はスズメ達にとって繁殖シーズンです。あちらこちらからチュンチュンとスズメの活発な声が聞かれます。それと同時にこのころは巣から落ちてしまったり、飛ぶのに失敗してケガをしてしまったヒナ鳥に遭遇することも多いです。
スズメと日本人の関係
日本では昔からスズメを食料としていました。現在でも少数ではありますが、スズメを食べる文化は残っています。また、収穫前の稲穂に群がるスズメ達を追い払うため、長い間人は知恵を縛ってきました。
このためか、スズメの人に対する警戒心は非常に高いといわれています。
鳥の帰巣本能
毎年、同じ時期に同じ場所に現れる鳥の代表として渡り鳥があります。渡りをする理由としてエサのため故郷から離れた場所へ移動し、そしてまた故郷で繁殖を行うために帰ってくるといわれています。
鳥が場所を認識する能力として、膨大な画像データ、匂い、さらには地球の磁気を感じる器官がある、など様々な説があります。実際にはまだまだ研究中のようです。
スズメの帰巣本能
スズメにも帰巣本能はあるようです。ケガをしているスズメを保護してしばらく家で飼い、その後放したところ次の日に帰ってきて、外に置いていたケージの前で待っていた例があるようです。
またヒナ鳥をしばらく保護していた人の例では、放して一年後くらいにベランダに一羽のスズメがちょろちょろしていて、何度も家の中に入って遊んでいた例もあるようです。
そのスズメは外に放した日しか外の景色を見ていないのに、きちんと帰ってきたそうですよ。不思議ですね。
まとめ
いかがでしたか?
まだまだ分からない事も多い鳥の帰巣本能ですが、スズメにも備わっているようですね。
しばらく保護していたスズメが、また遊びに戻ってきてくれたらとても嬉しい気持ちになることでしょう。
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