スズメといえば、私たちの家の庭やベランダで見かけることが多く、とても身近な鳥ですね。
そんなスズメですが、雨の日にはあまり見かけることはありません。
どこで何をしているのでしょうか?
今回は、スズメと雨の関係性について調べてみました。
スズメの雛は雨の日どこにいる?
雨が降ると、スズメは羽が濡れてしまうため、むやみに外を飛び回ることはなく、巣の中や人間の家の屋根の下などで、雨宿りをしているようです。
スズメの多くは人間の家の軒下や、換気扇の中やエアコンの室外機の近くなど、人間の近くに巣を作ります。
人間の住んでいる場所の近くには田んぼや畑があり、餌となる米や小さな虫が豊富だからだそうです。
スズメは、大雨が降ると巣から離れることができません。
羽が濡れると重くなり、飛べなくなってしまいますし、特に雛が雨に濡れると体力を消耗してしまい、とても危険です。
雛も、巣の中でじっと雨がやむのを待っています。
親鳥が餌を運んでくるのを待つことしかできませんので、何日も雨の日が続くと餌がなくお腹をすかせてしまいます。
野生の生き物は大変です。
台風の後に、スズメが亡くなっているのを見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
体が小さいので、防風で吹き飛んでしまうこともあるそうです。
スズメの繁殖期について
スズメの繁殖期は年1~2回だそうです。
2月~9月に繁殖するため、雨季と重なってしまうこともあるでしょう。
ほぼ一年中、繁殖が可能です。
親鳥は繁殖期が近づくと、藁や小さな枝などを集めて巣を作ります。
巣作りの後に5日程かけて産卵をし、12日程かけて卵をあたためます。
雨風をしのぎながら一生懸命生きた雛は、2~3週間で巣立っていきます。
一つの巣に4~8個の卵を産み、一般的に、雛が無事に育って巣立つ確率は50%だそうです。
まとめ
スズメは、雨風や厳しい環境の中でも一生懸命生きています。
天敵が多く餌を取りにいくだけでも命がけです。
庭先やベランダでスズメを見かけた際には、怖がらせずにそっと見守ってあげたいものですね。
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