地震に限らず、震災が起こる時には、「動物の異常行動がある」などと言われることを聞いたことはあるかもしれません。
小さな雀でも、地震を感知することが出来るのか調べてみました。
雀は地震を感知できるのか
雀に限らず、地震を感知するには何をもとに感知するのかを知ることが必要です。
地震が起きる前兆現象として、膨大な電磁波のノイズが発生することが確認されています。
このノイズは、地震発生前の数週間にわたって発生することもわかっています。
人間が把握することは難しく、前もって自信を感知できる人はいないと思います。
しかし、動物は人間に比べて電磁波の感度が高いと言われるため感知できるそうです。
よって、普段とは違う異常行動を起こすことがあると考えられているようです。
感知できるのは、地上に生息している動物よりも、海中や地中の動物のほうが早く、大きな動物よりも小さな動物のほうが早いということが言われています。
雀などの鳥類は地磁気(地球が持つ磁気)を感じ取ることが出来るため、正しい方向に向かって飛んでいるそうです。
地震の発生する直前には大きな磁場の変化が発生し、これを感知してしまうために、いつもと違う状況に戸惑い異常行動を起こすのだろうと言われています。
しかし、全ての地震に反応しているのか、雀が本当に感知できているのかは不明なのだそうです。
鳥類を含む動物のことについては、科学的に判明していないことが多く、これからの研究で明らかになりそうです。
雀は地震で鳴くのか
前項で調べたように、雀が地震で異常行動を起こす可能性はありますが、必ずしも鳴くことだとは言えないようです。
地震の前に普段聞かないような声で鳴いていたという話もありますが、見たこともないような大群の雀が電線に止まっていたり、数日前から大群で移動していたという報告例もあるようです。
どの例も確かに異常行動として考えられるようですが、天気の気圧が関係していたり、縄張り争いの為だとか、必ずしも地震によるものではないようです。
まとめ
地震が起こる前に雀が異常行動を起こし、鳴いたり移動したりする可能性はあるかもしれません。しかし、人間が感知できない地震について動物が感知している可能性があるということは、将来は動物を観察することで地震を予測できるのかもしれないと思いました。
普段から身近に生息している雀を観察することで地震を予知できれば、人間が地震によってうける被害を減らすことが可能になるかもしれないですね。
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