古くから日本人とスズメは密接に関わってきました。イネを食べる害鳥としても有名ですが、一方でその対策としてスズメを食べる文化もあり、現在でも少数ながらあります。
そんなスズメ達の病気と糞について少し調べてみました。
野鳥の病気
野鳥の病気として鳥インフルエンザを思い浮かべられる方は多いことでしょう。
鳥インフルエンザは、実際には鳥から人に直接感染することは今の段階ではないとされています。
ただ、感染している野鳥の糞からブタなどに感染してしまうと、豚から人にも感染します。野鳥の糞には注意が必要なのですね。
スズメの細菌
スズメだけではなく、一般的に野鳥にはたくさんの細菌や寄生虫がついています。その数は寄生虫で約40種以上、細菌では約60種以上にも及ぶとされています。これはすごい数ですね…
細菌で代表的なものをあげると、サルモネラ菌、またオウム病ともよばれるクラミジアがあります。
サルモネラ菌に感染したスズメが大量に亡くなった例も過去にあります。サルモネラ菌はスズメなど野鳥以外にも、カエルやカメなどにも多くついていて、これが人に感染すると発熱、嘔吐、激しい腹痛、下痢などの食中毒症状が現れます。
また、クラミジアは人にも直接感染し、インフルエンザのような症状から、これが悪化すると心筋炎や髄膜炎などの合併症を引き起こします。
スズメの寄生虫
代表的なものとしては、ダニ、ノミ、シラミがあります。これらが人にも寄生してしまうと、鳥の血を吸っていたことでダニの体内に侵入していた様々な細菌が、人の血を吸う時に人の体内にも入り、細菌感染を起こす危険性もあります。
スズメの糞
これら野鳥についていた細菌や寄生虫は、糞にもたくさん含まれます。その糞が人間の飲み水、食べ物に接触することで人にも感染します。
さらに、乾燥した糞も安心はできません。乾燥してもその糞の飛沫には感染力があり、それらが食べ物や飲み水に触れることにより同じように人に感染してしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
スズメなどには想像以上に細菌や寄生虫がいたのですね。かなりショックだった方も多いのではないでしょうか?
スズメに限らず野鳥の糞のついたベランダなどは極力清潔に保つようにし、乾燥した糞にも触れないように気を付けたいものですね。
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