野鳥の中でも最も人に近い存在であるといえるくらい、スズメは普段からよく目にします。
スズメ達には好きな色、また好きな匂いはあるのでしょうか?ちょっと調べてみました。
鳥の視覚と嗅覚
鳥類は赤、緑、青、青に近い紫の4色を組み合わせて様々な色を認識しているといわれています。また彼らには、人には見えない紫外線も見えるようです。一方で、嗅覚はあまり優れていないとされています。
スズメの好きな色
スズメ達が本能的に好きな色は特に報告されていません。ただほとんどの鳥は紫外線で色々なものを認識します。多くの果実、イチゴなどは表面がツヤツヤとしていますが、これはより多くの紫外線を反射することで、鳥たちに見つけてもらいやすくするためだとされています。
果実は鳥などに食べられることで種を遠くへ運んでもらい、そこで新たな命を増やすことができるというメリットがあります。
また、スズメのオスとメスは人の目には全く区別がつきません。その一方、多くの鳥類では健康で元気なオスの鳥は紫外線反射率が高く、よりメスたちに好まれるといった研究結果もあるようですよ。
興味深いですね。もしかしたら、スズメ達の間ではちゃんとオスとメスの区別が見えているのかもしれません。
スズメの好きな匂い
スズメの好む匂いも、あまり情報がありませんでした。スズメ達は普段イネ科の植物や草花の種子、花の蜜や果実、昆虫などの虫を食べています。
スズメにまき餌をする際に好まれるものとしては生米、無塩のピーナッツなどがありますが、お米よりもピーナッツをより好むスズメも多いようです。
やはり、独特の香ばしい香りに惹かれるスズメもたくさんいるということでしょうね。好きな匂いも、人と同じように個体差がありそうです。
逆に鳥たちが嫌う匂いとしては、人と同じく塩素系のものだそうです。またお酢の匂いも苦手な鳥が多いので、その性質を利用してハイターやお酢をしみこませたスポンジを置き、野鳥を追い払う人もいるようですよ。
まとめ
いかがでしたか?
スズメ達はヒトが認識できない色も見えていることが分かりましたね。その分、周囲の外敵も認識しやすく、周りをしっかり見ながら身を守っているのかもしれませんね。
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