スズメといえば茶色いカラーを想像する方がほとんどだと思います。そんなスズメですが、その中からたまに珍しい色をしているスズメも出てくるようです。
特に白いスズメは昔からとても縁起が良いとされてきました。変わった色をしているスズメについて、少し詳しく見ていきましょう。
スズメの色
生き物の体の色はすべて遺伝子によって制御されています。
珍しいカラーをしているスズメは、その遺伝子も珍しいのでしょうか?どのような色のスズメがいるのでしょうか?
アルビノ
アルビノは先天性色素欠乏症といわれるもので、メラニン色素に関わる遺伝子が欠如していることにより、体の色が白くなる現象です。アルビノのスズメは白い色なのでとても綺麗です。
一方でアルビノ個体は遺伝的には弱い場合が多く、視力や体力に問題がみられる場合もあるようです。
白スズメ
全身真っ白な個体もいますが、真っ白にはならずスズメ特有の模様が背中や羽に現れている個体もいます。白スズメは観賞用としてはとても綺麗なのですが、自然界では敵に見つかりやすいというデメリットもあります。
また独特な姿をしているので、他のスズメ達からいじめられやすい事もあり、繁殖は難しい傾向にあるそうです。なかなか厳しそうですね。
黒スズメ
白いスズメとは逆で、体が黒いスズメです。突然変異などによってメラニン色素が異常に増加する事で、体全体が黒くなるメラニズムという現象が起きたものです。
メラニズムは黒変種ともよばれます。黒いスズメは遺伝的にはアルビノ個体よりも珍しいとされていますが、その一方で目撃例も意外と多いようですね。
黒いスズメの中には脚まで全身真っ黒の個体から、スズメの模様がきちんと見える軽いメラニズム個体もいます。体の大きさはスズメですが、色はまるでカラスのようです。
まとめ
いかがでしたか?
白スズメや黒スズメはとても珍しいので、幸運にもそんな白いスズメや黒いスズメを見つけることができたなら、それはとても縁起が良いでしょう。
その日はもしかしたら、あなたに何か良い事が起こるかもしれませんよ。
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