スズメはわりとどこにでもいて、目にすることが多い野鳥の種類です。

そんなスズメですが、意外とその生態はあまり詳しくは知られていません。少し数が減っていて、特に都会周辺では目にする機会が減っているとも言われています。

今回はそんなスズメの行動パターンについて少し調べてみました。

スズメの生活場所

スズメは渡り鳥ではありませんが、季節ごとに少しずつ生活範囲を変えているようです。

繁殖期には民家周辺で生活し、ひなが巣立つと近隣の竹藪や森林へ行動範囲を移しているようです。

また渡り鳥ではないですが、冬は少し南へ、夏は少し北へと移動する個体もいるようですよ。いつも見ているスズメは一年中同じではないのかもしれませんね。

すずめ 行動 パターン

警戒心が強い

スズメは体が小さく天敵が多いため警戒心がとても強く、身を守るために群れで生活しています。食事の時も寝る時も仲間と一緒に行動します。

誰かが食べる物を見つけると、大きな声で仲間を呼び寄せます。そして一緒に周りを警戒しながら食べるようですよ。スズメはエサをみんなとシェアしながら食べるのですね。

スズメの食事内容

スズメはイネ科の葉や花、花の蜜、草の種子、昆虫などを食べます。秋になると収穫前の稲穂を食害することで、農家さんにとってはとても厄介な存在ですが、その一方で農作物につく害虫を食べるので害鳥でもあり益鳥にもなっている、そんな野鳥です。

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繁殖期には

スズメは繁殖期になると、オスは軒先などの高い場所で大きな声でさえずります。特に朝方が多いですが、これはメスに対するアピールだとされています。普段から警戒心の強いスズメですが、繁殖期になるとさらに警戒心が強くなり、少し攻撃的になるようですよ。

巣は他の外敵の侵入を妨げるため人の近くに構えますが、一方人に対する警戒心も強いため、人の手の届かないかなり高い場所に作ります。巣材はイネ科の草や他の動物の毛などを使うようですよ。

まとめ

いかがでしたか?

スズメは季節ごとに少しずつ移動しているのですね。また天敵が多い分、警戒心も強く食事中もゆっくりと落ち着いていられないのは、少しかわいそうな気もします。

野生に暮らしている生物は、常に外敵の恐怖にさらされていて大変ですね。

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