皆さんは、砂のあるところで、雀が地面に穴をほって、すっぽりと入り込んでいたり、羽をバタバタさせている姿を見かけたことはありませんか?
また、砂地にポコポコと小さな穴を見つけたことはありませんか?
それは、雀が砂浴びや砂遊びをした跡かも知れません。
では、いったい雀はどうして砂浴びや砂遊びをするのでしょうか?
今回は、雀が砂浴びや砂遊びをする理由について、ご紹介していきます。
雀の羽毛について
雀などの鳥の羽には、大きく分けて2つの役割があります。
断熱性と防水性によって、約40℃ほどある体温を保つ機能と、空を飛ぶための器官としての役割です。
冬の寒い日に、羽毛をふくらませて、保温力を高めている、まるまるとした雀を見かけたことはありませんか?こういう状態の雀を「ふくらすずめ」と呼びます。
雀はこの大切な羽毛を大切にし、手入れを欠かしません。
雀が砂浴びや砂遊びをする理由とは?
雀は、砂地のような乾いた地面で、翼をふるわせて砂を浴びたり、穴をほって体を土の中でバタバタ…まるで遊んでいるようなしぐさを見せることがあります。
これは雀が、大切な羽毛のなかに砂を出入りさせ、羽毛に付いた汚れや、ダニやシラミといった寄生虫を取り除くために行っていると考えられています。
ちなみに、くちばしを使っての毛づくろいも行いますが、雀は、くちばしの使えない頭は、足を使ってするのだとか。足を上げて、頭を掻くような仕草って、ちょっと面白いですね。
まとめ
私達人間からすると、砂浴びなんてかえって汚れそう…と思ってしまいますが、他の鳥でも、この砂遊びをしているようにも見える砂浴びは行うそうです。
砂を羽毛の間に出入りさせることは、人間でいうところのブラッシングのようですね。
余談ですが、雀はこの砂浴びだけでなく、水浴びも行うのですが、砂浴びも水浴びもどちらも行う鳥は、珍しいそうです。
雀って、見た目が可愛らしいだけでなく、案外キレイ好きなんですね!
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