スズメは、大変身近な野鳥でありますが、警戒心も強く、人間に喜んで近づいてくるような鳥では、ありませんが、大昔から親しまれてきた鳥です。
そのスズメが地面でバタバタしているのを見て、何をしているのかと不思議と思われる方も多いと思いますので説明していきます。
スズメの地面でバタバタは、人間のお風呂と同じ
動物がお風呂に入ることはあまりありません。
しかし、スズメなどの限られた動物では水ではなく砂を浴びる習性がある事があります。
人間から見ると汚れるだけで不思議に見えますが、そこには、ちゃんとして理由があります。
砂浴びも人間がお風呂に入って垢を落とすのと同じで、汚れを落とすことが目的です。
砂によって落とすのは寄生虫です。
スズメにとって寄生虫は、病気の原因となるので、砂を体にこすり付けることで体を寄生虫から守っているのです。
なので、スズメは、羽ばたいたり、羽根を逆立てたりと羽根を動かして、地面でバタバタする必要があるのです。
そこで、スズメは砂場に穴を作りそこに体がすっぽりと入るのです。
まとめ
スズメは、また水浴びもするという事で、砂浴びと両方行う点で大変珍しい生き物と言えます。スズメの砂浴びは体をきれいにするためでした。どんな動物も寄生虫対策は怠らないものであり、スズメも例外なく、きちんと病気にならないために本能として地面でバタバタして砂浴びをして寄生虫を落としているのです。
しかし、保護したスズメなどは、寄生虫にかかり、病気になってしまう事も少なくは、ありません。そういった場合は、定期的に専門の獣医さんに診せる必要があります。
スズメを飼育する事自体は、法律では、禁止されていませんが、大変難しいので、安易にお勧めする事は、出来ません。
スズメは、人間と共に暮らしてきましたが、犬や猫とは、違うのです。
まだまだ、分かっていない事も多く、素人が飼育するとスズメの本来の姿では、なくなってしまいます。
そこを十分に理解し、保護や飼育に挑んでください。
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