可愛らしい姿で全長14㎝ほどしかなくとても警戒心の強い雀。
日本の民話などにもたびたび登場する雀はとても日本人に身近な鳥類ですが、実は雀の生態調査というのはあまり進んでいないのです。
そんな雀の不思議行動について調べました。
謎の生態、雀の行動
雀は卵から孵ってからは兄弟や親と共に生活しているのですが、その後、巣立ちをするとバラバラに行動する生態なのでとても追跡調査が難しい生物なのです。
そのためあまり生態調査が進まず、身近な生物の割にはまだまだ分かっていないことが多いと言われています。
そんな雀を見ているとたまにつがいのように横にいる雀に小刻みに羽を震わせている雀がいたりします。
実は甘えていた、羽を震わせる行動
二匹の雀のサイズをみると羽を震わせている方が小さいと思います。
これは巣だったばかりの雀の可能性があります。隣にいるのは親鳥です。
雀は餌をねだるとき羽を小刻みに震わせて親にねだります。
巣立ったばかりの雀はまだちゃんと餌をとることが出来なかったりします。
スズメは3時間餌を食べれないと弱ってしまうため、巣立った後しばらく親鳥が餌を運んであげることがあるのです。
お腹が減りお母さんに餌を要求している甘えている行動なのです。
甘えてる以外に考えられること
保護したスズメがそういった行動を人間にとることがあります。
これも餌を欲しいとか甘えている行動です。
楽しかったり遊んでほしかったりするときもこうやって羽を震わせる行動をとります。
さらに、羽を小刻みに震わせまだ飛べない子雀が、飛ぶ前に練習をしているということも考えられますので、保護しているひな鳥がパタパタしていたら、飛べるようになる前兆なのかもしれません。
もしまだ準備していなければ止まり木などをかごの中に用意してあげると止まるようになるかもしれません。
まとめ
羽を小刻みに震わせて、欲しがったり甘えたりする姿はとても可愛いですね。鳥は表情や感情を読み解くのが難しい、特に野生の雀はわからないかとおもいましたが、このような行動の意味を理解してみるととても表情があるように見えてきます。
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