チュンチュンなのかピヨピヨなのか、いろんな鳴き声が雑音のように聞こえるほど、大きな木の中にたくさんの鳥が止まっていることがあります。
さらっと見たら見えませんが、よくよく葉っぱの裏や枝を見ると、大量の鳥にギョッとする人もいるかもしれません。
スズメでも、ときどきびっくりするほど大量で電線や電信柱に止まっていることがあります。
いったいなぜ大量に集まってきたのでしょうか。
スズメが電線や電信柱に異常なほど大量で止まっているのはなぜ?
よくスズメと同じで、大量に電線や街路樹に集まっているのがムクドリです。
スズメやムクドリなどは、夏から秋にかけてねぐらで群れを作る習性をもっています。
日中は、街の中や田んぼなどで、それぞれ自由に散らばって行動し餌を探し回っています。
これが夜になると、一か所に集合して群れになって過ごすんですね。
ねぐらとして集まる場所は、街路樹から郊外にある団地などを好むようです。
ねぐら入りをするときは、その前に電線やもしくは高い屋根などに群れで止まり、それぞれが鳴き始めます。
みんなで何かを訴えているのか、もしくは、鳴き足りなかった一日分のエネルギーを発散させているのか。
とにかくまさにピーチクパーチク状態です。
なぜ鳴くのかを調べてみると、考えられる一つには、たくさんのスズメが集まることで体温を維持する目的ではないかとのことです。
また、寝ているときに群れをつくることでより安全性が高くなるメリットがあるからということもあげられるようです。
そして、次の日の餌場となる場所の探しやすさやなどが考えられているようです。
たくさんの群れをつくるのは、たいていその夏に産まれた若鳥たちのようですが、中にはすでに大人になっているスズメも加わっていることもあるようです。
基本的に成鳥のスズメは、スズメの群れには入らずに一匹オオカミでそれぞれの気に入った場所に定住するスズメが多いようです。
まとめ
大量で群れを形成することによって、身の安全も兼ねているのかもしれませんよね。面白いのは、昼間それぞれバラバラで行動しておきながら、夜になると集まってくるというのが面白い生態ですよね。若鳥もいずれ成鳥になります。自然と群れから離れるようになっていくのでしょうね。でも、これから群れを見たら、その年に産まれた若鳥というのはもう確実にわかりますね。
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