スズメは日本各地に生息し、カラス同様とても日本人になじみのある鳥類です。

家屋などに巣をつくり、穀物などを食べ共存してきました。そんなスズメですが、あまりその生態自体は知られていないのも確かです。

あまり知られていないスズメ巣や子育て

よく飛んでいたり餌をついばんだりしている姿はよく見かけますが、スズメの巣や卵というのはどういったものなのでしょうか。

スズメは人間と共存しながら生活している野鳥なので人間が住んでいるところで生活しています。

過疎になるとスズメもいなくなると言われています。巣も古い家屋などが多くそこで卵を産みます。

一回の卵の産卵数は大体約4~6個くらいです。

スズメはオスも子育てに積極的で、産卵が終わるとオスとメスが交互で卵を温めるのです。

どれくらいの時間で孵化する?

交互に卵を温めるのは、卵は大体37~39度の温度を保たなければならない為です。

きちんと親の体温で温まるように、メスの腹部は毛が抜けて皮膚が露出した部分が出来ます。

これにより卵に熱が伝わりやすくなるのです。

そうして卵を温め、たまに中で癒着が起きないように転卵という卵を転がす作業をしながら12日目に孵化します。

12日目に孵化した後も、ひな鳥はまだ毛が生えていない為、体温調節ができないので親鳥はそれから約1週間ほどは温め続けるのです。

スズメ 孵化 日数

人工的に孵化させるには

スズメの卵を飼育する際は、親鳥と同じように卵を37~39度で温め続けます。

もちろん転卵なども行い、人工的に温めると乾燥が激しくなるので、必ず湿度にも注意します。

順調にいけば人工的でも温め初めて12日目には孵化しますが、なかなか人工的に孵化するのは難しいようです。

孵化装置などを使用し、万全の態勢で管理することが必要になります。

温度の管理は一番重要で一番難しい管理になります。

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まとめ

身近な生物なのにあまり生態が知られていないスズメですが、孵化までの12日間の間にオスとメスが共同で温めたり、卵が癒着しないように転卵したりと孵化するまでにとてもこまめなお世話が必要だという事がわかり、人工的に孵化させる難しさもとてもよくわかりました。

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