昔からスズメは、人間と近く暮らしてきており、昔話、歌、俳句の季語にまでなっており、スズメを知らない人はいないくらい、とても身近な鳥です。

しかし、警戒心が強く、懐く事もなくもありません。

そんなスズメの卵から孵化について説明していきます。

スズメの卵から孵化まで

人家の屋根や壁の隙間などに巣を作り、産卵期は、2月から9月卵は4から8個、約2週間で巣立ちます。

スズメの卵の温め方

抱卵というのは卵を産んだ後に、親鳥が卵の上に座って体温で温める行動のことです。

スズメの抱卵は雄と雌の両方で温めますが雌の方が抱卵している時間は長いようです。

スズメの雌は繁殖期に5~6個の卵を1日1個産みます。

最後に産まれた卵を「止め卵」と呼びます。

この止め卵は他の卵と比べて白かったり、模様が違ったりします。

止め卵を産むと抱卵を始めます。

止め卵を産むまで抱卵しないのは、卵の孵化する間隔をなくし、すべての雛を同じように成長させるためと考えられています。

スズメ 卵 孵化

スズメの孵化後

孵化した状態のひなは体は黒色で、くちばしは黄色です。

赤ちゃんのスズメは生まれた後、親から餌をもらって過ごします。

そして、約2週間後で巣立ちするのです。

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まとめ

人間が住んでいる場所に多く生息しているスズメですが、卵の温め方や産卵期が長い事、2週間で巣立ちと知らない事だらけではなかったでしょうか。

また、スズメは、面白いことに、人が住むようになると、どこからともなくスズメがやって来て棲みつき、 反対に人が住まなくなるとスズメもいつの間にか、居なくなるそうですが、人間に自ら餌を求める様な事はない警戒心の強い鳥なのに不思議ですね。ですから、人間には、身近な鳥でもあります。

スズメを狙う外敵は意外と多いです。自分よりも身体の大きな鳥たち、また飼い猫や野良猫なども天敵です。飼い猫にとって狩りは餌のためではないので、食べ物に満足しててもスズメは狩られてしまいます。

昔話に出てくるほど、親しまれている中で、意外と知らない事の多いスズメについて色々と生態を知る事は、面白いですので、是非観察してみてください。

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