スズメほど人の生活に密着して生活している野鳥はいないでしょう。
そんなスズメですが、」見かけるのは大体が大人のスズメ。
あまりスズメの巣も見かけませんし、卵やヒナなどどういった生活をしているのでしょうか。
スズメの成長、産卵から孵化まで
スズメは成長するのは意外と早い生物です。年間で2~3回ほど繁殖期があると言われています。
つがいになってから巣をつくります。巣をつくると卵を4~6個ほど産みます。
産み方も一日に一個づつ産卵します。
産卵を終えるとオスとメスが交互に卵を温めます。その卵を温め続けて12日目に孵化するのです。
孵化したばかりは毛がないので、孵化した後も親鳥は1週間ほどは温め続けます。
卵が孵化してからの生活
スズメの卵が孵化し、ひな鳥になった後はしばらく親から餌を貰います。
大体10~14日くらいで巣立ちをするようになるのですが、独り立ちとなるとなんと2~3ヶ月かかります。
巣立ち時期になるとまず、歩くことから始めます。
その後に軽く飛んだりなど徐々に練習していきます。
このころになってもまだ実は自分で餌を食べることが出来ません。
なので外にでても親鳥が離れて見守っていたり、コンスタントに親が餌を与えます。
ひな鳥は3時間以上餌を食べないと亡くなってしまうのです。
巣立ちから巣立ち後のスズメ
飛び方を覚えながら、餌の取り方もだんだん覚えていきいつの間にか大人のように成長を遂げます。
大体60日前後で完全に巣立ちの準備に入れるようになります。
卵から考えると大体巣立ちまで2~3ヶ月かかるという計算になります。
巣立ちの合図はヒナの食欲です。それまで沢山食べていたヒナですが突然食べなくなります。
そして午前中の時間に巣立ちます。
一回で綺麗に飛べるヒナもいますが、うまく飛べず、途中で地上に降りて地面で餌をねだったりするヒナもいます。
そんな時も親鳥は近くにいて餌を運んでやるくらい面倒見がいいのです。
まとめ
人間に身近なスズメですが、とっても子供の面倒見がいい鳥のようです。意外と卵から孵化までは12日前後なのに対し、巣立ちまでが2.3か月と意外とかかるのも特徴の一つです。
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