私たちの身近にたくさん存在しているスズメですが、意外と警戒心が強く謎に包まれている部分も多い野鳥です。今回はそんなスズメ達の繁殖期や卵などの情報について書いていきたいと思います。
スズメの習性
スズメの人への警戒心はとても強いです。体が小さいため天敵が多いことも理由に挙げられるでしょうが、人はかつてスズメを食料としていました。
今でもその文化は少数ですが残っています。また収穫前の稲穂を守るためスズメを追い払ってきた歴史もあるので、スズメ達にとって人は危険な存在なのでしょう。
スズメの繁殖期
スズメの繁殖期はだいたい2月~9月で、年に複数回繁殖します。またスズメは集団行動をする鳥で、繁殖も集団で行います。
20つがい以上いないと繁殖しないという例もあったようですよ。
スズメの巣
人を警戒しながらも、その他の外敵から巣を守るため人家の近くに巣を構えることが多いようです。主に人家の軒先や屋根の隙間の人の身長より高い位置に作られます。
またイネ科の草などの長い切れ端や他の動物の毛などを巣材とします。
スズメの卵
スズメの卵は長径約2cm、短径約1.5cmの大きさで、灰白色~薄い青色の殻に青や褐色系の細かい模様が入ります。個体によって微妙に色合いが異なるのも興味深いですね。
1回の繁殖でだいたい4個~8個の卵を産むようです。
産卵から巣立ち
スズメの卵は産卵から孵化までが約12日、また孵化してから巣立ちまで約2週間とされています。意外と巣立ちまでの期間が短いですね。
スズメは普段は雑食性で、主にイネ科の植物、草の種子、花の蜜や虫を食べて生活していますが、繁殖シーズンには虫を巣に運ぶ親鳥たちの姿がよく見られます。
近年スズメの数が減ってきているとされます。特に都会での生息数が減少しているようですが、都会ではエサが不足しているためではないかと言われています。都会で虫を探すのが困難なためでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
意外と知られていないスズメの卵や繁殖の時期についてご紹介してきましたが、お楽しみいただけたでしょうか?
春先、チュンチュン鳴いているスズメの巣を探してみるのも楽しいかもしれません。
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