春から夏にかけて、チュンチュンと大きな声でさえずるスズメを目にする事も多いです。また、親鳥にエサをねだって鳴く雛の声もあちこちから聞かれます。この時期、スズメ達の繁殖シーズンなので、飛ぶのに失敗した雛などを見かけることもあるでしょう。
そんな場合どのように治療すればよいのでしょうか?
スズメの保護
スズメは鳥獣保護法によって保護されています。そのため無許可で飼育や捕獲する事は原則として禁止されています。そうだとしても、助けられる命は助けたいと思う人も多いことでしょう。
そんなときは動物病院に連れて行き治療をすると、獣医さん経由で許可が下りることが多いです。
怪我や出血
怪我や出血をしている場合、患部を柔らかい布などでそっと圧迫止血するようにします。出血がない場合はそってしておいてあげましょう。
またその際に、消毒薬であっても付けないようにして下さい。人間の薬はスズメにとっては強すぎたりして症状を悪化させてしまいかねません。また応急処置が終われば、獣医さんへ連れて行ってあげてください。
骨折している?
羽をだらしなく垂らしている、翼を広げられない、また足がぶらりとしている等の場合には骨折している可能性があります。
この場合は素人にできることは何もありません。また下手に処置しようとすると、スズメが暴れて余計に悪化することもあります。すぐに獣医さんへ連れて行きましょう。
ただ獣医さんの中でも、小鳥、特に野鳥を診察できる所は限られます。事前に電話などで確認するとより確実でしょう。
脚がおかしい
足が丸まっていて開かない、または麻痺しているような感じの場合、栄養不足、ビタミン不足が考えられます。この場合、人の食べ物は与えないでください。獣医さんへ連れて行きましょう。
特に炊いたご飯はあげてしまいがちですが、粘り気があり鳥に与えると「そのう炎」になってしまうので危険です。また野菜の中にもスズメが食べては危険なものも多いので、あげないようにして下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
怪我をしているスズメの雛を見つけた場合、上にご紹介した方法を参考にしてみてください。応急処置の後は必ず鳥を診察できる獣医さんへ連れて行きましょう。
獣医さんに連れて行かずに保護を続けると、命を助けているだけなのに違法としてトラブルに巻き込まれる可能性が高いですので、気を付けながら保護したい方は保護してあげてくださいね。
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