同じ雀でも、日本に生息している雀と海外に生息している雀では、何か違うのか?もしくは同じなのかを調べてみました。

日本と海外では雀の種類は同じか?

雀は、スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥で、ヨーロッパからアジアにかけての広い範囲に生息しています。

日本では都市部で良く目にする「スズメ」と、主に森林で生活する「ニュウナイスズメ」と呼ばれる2種類の雀の生息が確認されている。

海外には「イエスズメ」「セアカスズメ」などと呼ばれる日本には生息しない種類の雀がいます。

「○○スズメ」のような名前の雀は世界で約30種類生息しているとのこと。

もちろん、日本に生息している「スズメ」は海外でも見ることができます。

日本と同じく海外でも雀は都市部に生息するのか?

例えば日本とヨーロッパでの「スズメ」の違いを調べてみると、まず生息地域が異なっていることがわかる。

日本の「スズメ」は都市部で人間と生活しているのに対して、ヨーロッパの「スズメ」は森林などに生息している。

この理由は、ヨーロッパでは人に対して警戒心のない「イエスズメ」が都市部に生息しているため、「スズメ」が森林で生息することになったようです。

都市部での生活圏を争ったことにより、「スズメ」が負け、「イエスズメ」が勝ったとされている説が有力のようです。

余談ですが、実は日本でも同様のことが起きており、「スズメ」と争って負けたのが「ニュウナイスズメ」だという説があります。

周囲の環境や生息している種によって、日本では都市部で目にしている「スズメ」も、海外に行けば森林でしか会うことができないようですね。

雀 日本 海外

日本と海外の雀の数は?

日本では近年、雀の個体数が減少していると言われています。

2007年ごろには、1990年ごろの個体数に比べて、少なくとも半減から5分の1にまで減少しているという報告があります。

原因はよくわかっていないとのことですが、巣を作る場所が減ったことや、餌不足などと考えられているようです。

このままでは、数十年後には日本で雀が絶滅してしまうのではないかという意見もあります。

では、海外では雀の個体数はどうなのでしょうか?

ロンドンではイエスズメが5年の間に半減したという報告があり、英国全体で調査をすると、25年で9割減っているようです。

こちらも原因は不明とのことですが、人里を好み生活する雀がいなくなることは、環境変化が起こっているのではと、調査を進めているようです。

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まとめ

雀全体が、日本でも海外でも個体数が減少していることに信じられない気持ちを抱きました。普段から目にしている鳥なので、減少しているとは全く思っていませんでした。

これからは雀が、保護されていく鳥になるのかどうかを検討される時代になるのかも知れないと思いました。

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