私たちが生活する場において、雀は比較的身近に存在する鳥類です。
小さくて可愛らしいけれど、遠目に見るとみんな一緒の姿形に見えますよね。
彼らが大人の鳥なのか子供の鳥なのか見分けることが出来ますか?
近場でじっくり観察してみなければ違いも発見できないとは思いますが、雀の成鳥と幼鳥の見分け方について調べていきたいと思います。
雀は成鳥と幼鳥をどう見分ける?
卵から孵った雛。およそ2週間で巣立ち、少しだけ親鳥と過ごした後は独り立ちして生きていきます。
そんな短い成長過程の中で、雀たちはどのように変化していくのでしょう。
雛鳥と成鳥を比べるのではあまりに極端ですが、成長していく過程を合わせながら比べていきたいと思います。
まずは羽。
孵ったばかりの雛鳥は羽も生えていない状態ですが、徐々に産毛が目立ってきます。
幼鳥が巣立つ頃、所々に生えそろわない部分もありますが、産まれたての頃よりは随分と鳥らしい羽が揃ってきます。
カラダが引き締まった成鳥よりも幼鳥はまだぷっくりと丸っこく、尾羽は短いのが特徴。
成鳥の頭部は赤茶色をしていますが幼鳥は薄くて淡い茶色。
雀の顔を見比べてみましょう。
成鳥はほっぺに黒斑があり、くちばしから喉の下あたりまで黒くなっているのが特徴的。
これに対し幼鳥はどちらの色も淡く、雛の時には黄色かったくちばしも根元に少し残る程度になります。
黒い斑は成長と共に、濃くなってくるようですね。
幼鳥は親鳥から飛び方やエサの取り方、自然界で生きていく手段など様々なことを学びます。
巣立って間もないうちは、なかなか上手に飛べずに地面をピョンピョンしていることもあります。
仲間同士チュンチュン話に夢中で周囲に対して注意不足の子もいます。
エサをついばんだ後なのか、くちばしが汚れたままの子もいます。
見た目も行動もよくよく観察してみると、あぁこの子は巣立ったばかりの雀なのかな?
と気づくこともあるかもしれませんね。
まとめ
成鳥と幼鳥の違い、細かいところですが色々と違いかあるのですね。見分け方を理解していると違う視点から成長の過程を楽しむことが出来ますよ。
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