春が近づけば、人間の世界では、新入生の時期になりますよね。
小さい体で大きなランドセルを背負った子供たちが、元気に走り回る季節です。
子育てには始まりはあっても、どこで子育て期間か終わるのかわかりませよね。
動物の世界の子育ては、ある程度期間が決まっている動物が多い気がします。
人に身近な鳥である雀はどうでしょうか。ここでは、雀の子育ての時期と期間を中心に調べました。
雀の子育ての時期と期間
雀の繁殖時期はだいたい3月から遅くとも9月頃になります。
雀の子育てはこの繁殖の時期になります。
子育て期間は、卵が雛に孵ってからだいたい1か月弱になるようです。
夏ごろまでに子育てを2、3回と繰り返す雀もいるようですから、雀の雛の巣立ちは、早いと5月には巣立ちが始まるようですね。
雀の雛は、巣立ちを迎えたからといっても、すぐに巣から一人で生きていくわけではないようです。
巣の近くで活動はするものの、まだまだ親の手を借りて生活することになります。羽毛もきれいに生えそろい、しっかり飛べるまでは親雀の世話になるようです。
子育ての時期は、親の雀が、子育てのために田んぼなどで虫などを捕獲する姿がよく見られます。
餌となる虫がいないと雛が育ちません。雀は、通常、はイネ科の植物を餌として食べるために、お米に被害が出るようなんです。
ところが、繁殖期に入ると、親になった雀が、田んぼに沸く害虫になる虫を捕食してくれるために、農家をしている人には、その時期だけはありがたい生き物でもあるようですね。
仮に山や森などで迷うようなことがあっても、近くにスズメの姿を見ることがあれば、人家が近くにあると考えてもいいといわれているほどのようです。
お米が実るころには、困った雀になりますが、子育てに入るころには、害虫になる虫を食べてくれる共鳥でもあるということになります。
まとめ
すでに成鳥になっている雀とまだ幼鳥の違いは、耳羽の色でわかるようです。幼鳥は成鳥よりも淡い黒のようです。体の大きさは、雛がすでに巣立ちを迎えているなら、親の雀とそれほど変わらないようです。巣立ちのころはよく親子で飛ぶようです。そんな親子連れを見ると、小学校に入学したばかりの子供を、通学に慣れるまでお迎えをする母親の姿と重ねて見てしまいますね。
今のあなたにおすすめの記事