皆さんはスズメの名前の由来を知っていますか?
日本には「スズメの涙」「スズメ百まで踊り忘れず」などことわざがあるぐらい、人間にとって身近な鳥ですが、その名前の由来はあまり知られていません。
今回は、スズメという名前の由来について調べてみました。
スズメの名前の由来とは
スズメは漢字で「雀」と書きます。
スズメの名前の由来は、その鳴き声からであると考えているそうです。
現代では、スズメの鳴き声は「チュンチュン」と表現されますが、平安時代から室町時代にかけては、「シウシウ」、江戸時代は「チーチー」「チューチュー」と表現されていたそうです。
「メ」は「群れ」という意味です。
または、小さいものを表す「ササ(細々)」という言葉が由来であるという説もあるそうです。
人々の生活に密着してきたスズメ
スズメは田んぼや畑の近くに暮らし、稲を食べるため、人間から疎まれていたこともあるそうですが、害虫を食べてくれるという面も持っています。
実際にスズメを追い払ったところ、その年の稲が不作だったということもあるそうです。
また、スズメが家に巣を作ることは縁起の良いこととされており、警戒心が強く人間に害を与えることのない生き物ですから、むやみに追い払ったりしない方が良さそうですね。
スズメは食べられる!?
人間の生活に密着して生活しているスズメですが、近所の方が子供の頃、スズメを捕まえて食べていたという話を聞いたことがあります。
あまり想像したくないものですが、スズメを食べることはできるのでしょうか?
調べてみると、京都の伏見稲荷神社に行けば、11月中旬から12月中旬にかけて、スズメの丸焼きが売られているそうです。
値段は500円で、頭からつま先までスズメの形です。レバーのような味がするそうです。
食べてみたい方はぜひこの時期に、伏見稲荷神社へ問い合わせてみてください。
もちろん、野生のスズメを捕まえて食べることは、様々な細菌を持っている可能性もあり衛生的にも心配ですのでやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
スズメは、昔から人々にとって身近な存在です。
近年は10分の1にまで減っているという話もあり、減少の一途を辿っています。
日本の農業が衰退しているため、スズメの餌が減ってきているそうです。
野生動物の変化は、環境の変化を表すバロメーターでもあります。
自然を取り戻し、人間にとってもスズメにとっても居心地の良い環境を保全していけると良いですね。
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