スズメはとても身近な存在の野鳥です。その一方、そばを通っただけでバタバタと飛び去ってしまうほど臆病な鳥ですが、人には懐くのでしょうか?少し調べてみました。
すずめは慣れるの?
体の小さいスズメは集団生活をして身を守っています。繁殖する際にも20つがい以上いないと繁殖しないとされるほど、とても慎重な鳥です。食事も集団で行い、食べながら各自周囲の警戒も忘れません。
そして危険を察知すれば一斉に逃げていきます。
日本人とスズメ
スズメは日本では食料として捕らえられていました。現在も少ないですが、すずめを食べる文化が残っています。さらに稲の害鳥として追い払われてきた歴史もあります。
そのためかスズメの人への警戒心は非常に強く、手乗りにするのは容易ではありません。それでも可能性はあります。
スズメの食べ物
スズメは雑食性で主にイネ科の草花、草の種、花の蜜、虫などを食べます。また春から夏にかけての繁殖シーズンには、普段よりも虫を捕らえている姿が見られます。
都会のスズメはこれに加えて人の落としたパンやお菓子のくず、生ごみまで食べるようです…
スズメの餌付け
野生のスズメに餌付けをする際には、生米、ピーナッツ、ミカンなどを好みます。ピーナッツは塩の入っていない素煎りの物が良いです。
ここで注意が必要なのはごはんです。生米は食べますが、炊いたご飯はでんぷんの粘り気があり、そのう炎の原因となってしまうのであげないようにして下さいね。
他にもネギ類、玉ネギ、チョコレート(カカオ)、生の大豆、キノコ、乳製品などはあげてはいけません。
手乗りにするには
餌付けをしながら根気よく、そして時間をかけて信頼関係を築いていくことが大切です。またいつも同じ時間、同じ場所にエサを置くことも重要です。そうすればスズメはそれを覚えます。
また、最初はかなり離れた場所から眺めるだけにします。危険な人ではないことが分かれば、エサを置けばすぐに飛んでくるようになるでしょう。
そのステップからまた時間をかけながら慣らしていけば、手乗りになる日がくるでしょう。実際に手乗りになったスズメの例もたくさんありますよ。
まとめ
いかがでしたか?
スズメにエサをあげながら一目散に食べる姿をみながら、徐々に仲良くなっていけたら楽しいですね。周りには迷惑にならないように配慮も忘れないようにしてくださいね。
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