スズメの行動をマジマジと見つめていると、たまにくちばしを電線などにこすりつけている様な仕草を見せる時があります。
この行動には何か意味があるのでしょうか。
また成長の過程でくちばしが伸びているように感じることがありませんか?
すずめのくちばしについて掘り下げてみていきましょう。
スズメがくちばしをこする意味は?
スズメが木の枝や電線に止まっている時。
チュンチュン仲間とお話をしている様子は微笑ましいものですよね。
そんな彼らをジーっと眺めていると時おり自分が体を止めている木の枝、もしくは電線などにくちばしをこすりつけている仕草を見せることがあります。
何とも不思議な行動ですが、これには意味が。
エサを食べた後、くちばしをこすることで食べかす、汚れを落としているのです。
私たち人間が食後に口周りをふき取ることに似ていますね。
またオスとメスが互いにくちばしをこすり合うのは愛情表現であり交尾を行う前に見られることが多いのだそう。
スズメのくちばしが伸びた!?
スズメのくちばしが伸びた!という不思議な現象はスズメを飼っている方が目撃することが多いようですね。
嘘のようなホントの話。
実際には本当にくちばしは伸びているんですよ。
ただ野生のスズメはくちばしで土を掘って餌を探したりしているので自然に削れているのだそう。
人の元で飼われているスズメはおそらくカゴの中で器の中にたっぷり餌を入れてもらうか、口に入れてもらうかで摂取しているはず。
そうなると自分で苦労して餌を掘り起こすこともないので、くちばしは削れることなく伸びていってしまうのですね。
またタンパク質が不足することにも一因があると言われています。
スズメのくちばしが伸びてしまったら、爪切りなどで先をちょっとだけ切ってあげましょう。
しかし小さな小鳥のくちばしですから、間違って舌をも切ってしまえば大変です。
ここはやはり専門である獣医さんにお願いした方がいいかもしれませんね。
まとめ
因みに、他の種類(インコやオウムなど)はくちばしに異常が出ると内臓などの疾患や感染症が疑われることもあるそうです。スズメにおいても、くちばしが伸びることとは別に変形などの異常が見られる場合は病院で診てもらった方がいいかもしれませんね。
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