ふとスズメの声がするなーと思ってベランダを覗くと、なんだか飛び立てない様子のスズメがベランダに落ちていた、ということがたまにあるようです。
なんとなく人間が手を出すのはいけないような気もしますが、ベランダで命を落としてしまうのも悲しいし困りますね。
飛べないスズメがベランダにいたら、どうしてあげるのがいいのでしょうか?
そのスズメはヒナ?それとも大人?
まずはスズメを観察してみましょう。クチバシの色が黄色だったらヒナで、黒かったら大人です。
大人のスズメは、人間に対してとても警戒心が強いです。
下手に保護してしまうと、人間に接するストレスなどで余計に弱ってしまうこともあります。こちらが近づいただけでも離れようとするようでしたら、無理に保護してはいけません。
明らかに怪我をしているようでしたら応急処置をして、獣医さんに行きましょう。
ヒナの場合、もし羽毛がまだらにほぼ生え揃っているようでしたら、巣立ちの練習をしている段階でしょう。飛び立てないのは、まだヒナ自身が怖がっているからかもしれません。
近くに親鳥が飛び回ってしきりに鳴いているようでしたら、ヒナを勇気づけていますので、手を出さずに見守りましょう。少し経てば、飛び立っているはずです。
応急処置の方法
スズメが怪我をしているようでしたら、応急処置が必要です。
猫やカラスに傷付けられた場合です。出血している外傷があるなら、まずガーゼや柔らかく清潔な布で圧迫止血しましょう。あまり強く押さえすぎてはいけません。
翼や脚が奇妙に曲がっていたり腫れているということでしたら、骨折している可能性があります。骨がくっつき始める前に獣医さんに急ぎましょう。素人が触ると、曲がってくっついてしまいます。
まとめ
おおまかに処置の仕方を調べましたが、保護した後に必ずすぐに獣医さんに診てもらうというのは基本ですね。しかし、勝手に保護したことを怒ったり、診てくれない獣医さんもいらっしゃるようですので、事前に電話などをして確認すると良いでしょう。
厳しいようですが、そこまでできないのなら保護はしない方がいいということでもあります。判断が付かなかったら、餌になる生米などを撒いてみて、少し様子を見ましょう。
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