私達の日常の中で、普段チュンチュン飛び回っているスズメ。
すっかりおなじみの光景となっておりますが、最近何だかスズメの数が減っているような気がしませんか?
統計的にもスズメの数は減少傾向にあるみたいです。
一体スズメに何があったのでしょうか。
スズメ減少の原因と、北海道で起こった不可解なスズメ減少のニュースについて調査をしてみました。
スズメ減少の原因
スズメは毎年著しく減少しており、ここ50年で全体の1/10まで減少したと言われております。
その考えられる原因として、私達人間の生活環境の変化が挙げられます。
スズメはよく屋根瓦の隙間を利用して巣を作っておりました。
しかしここ最近では家の構造が洋風の物へと変わっていき、スズメにとって巣作りが困難な状況になったと考えられます。
また、近年は都市化が急速に進み、草地が減少傾向にあります。
そのため、スズメが餌とする種や実、虫などが減少したというのも大きな要因とされております。
その他にも田園地帯においては、コンバインの普及による落ちモミの減少も要因の1つとされております。
人間にとって住みやすい環境を作っていった事が、スズメの減少に繋がったのではないかというのが、最も有力な説となっております。
北海道の冬に起こったスズメの大量行方不明について
人間の生活環境の変化だけでは片付けられない出来事が、2006年冬の北海道に起こったスズメの大量行方不明です。
この真相は、2005年から2006年の冬にかけて、北海道でスズメが大量に亡くなっていたというものでした。
原因を調査したところ、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌等といった感染症の原因となる菌が発見されました。
世界でも同様の事例が見られている事から、原因として十分に可能性が高いとされております。
翌年以降はこのような事は起こらなかったため、更に謎に包まれました。
なぜこのようになったのかは不明ですが、これも人間の生活環境の変化が原因なのではないのかとする人も出てきております。
このような現象も、スズメの減少を助長しております。
まとめ
スズメは私達に身近な生物なだけあって、あまり見かけなくなると何だか寂しくなってしまいますよね。
農家さんからも害虫を食べてくれるスズメが減ると困るという声が聞こえてきております。
幸い個体数が多いため、絶滅する心配はないとされております。
我々人間も、スズメと共存をしていくために色々考えていかなければならないかもしれません。
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