今回は、いつも身近で見ているスズメにとっての天敵とは何なのか?
また、天敵の存在に気付いた時、スズメってどんな風に鳴いて、仲間に知らせているのかということについて、ご紹介したいと思います。
スズメの天敵って何だろう?
スズメはとても臆病な鳥で、危険から身を守る為に、仲間と群れで生活し、みんなで危険に対してアンテナを張っています。
しかし、ご存知の通りスズメは小さい鳥なので、ヒナの時は大型で肉食の鳥の餌食になってしまうことも多いのです。
スズメは、危険から身を守る為に、昔から人間の住む住宅地に暮らしています。
同じように、私達の身近なところにやってきて、よく見かける大型の鳥、いますよね?
そう、カラスです。
元気な成鳥になったスズメが、カラスの餌食になることはありませんが、ヒナの時にはよく狙われます。
またヒナだけでなく、成鳥であっても、餌を求めてちょんちょんとホッピングで歩いている時などに、猫などの小動物に狙われることもあります。
このように自然界には、スズメのような小さな鳥にとって、たくさんの天敵が存在するわけです。
ちなみに、もうひとつ別の意味での天敵は、空腹なんだそうです。
スズメは、人の何倍もの速さで成長しています。
そのため、3時間以上何も食べられないと、弱ってしまうんだそうです。
なるほど、スズメって見かけるといつも、何かしらの餌をついばんでいますよね。
スズメの鳴き声は?
スズメの大研究という国松俊英さんの著書をみてみると、すごい驚きがありました。
私は、スズメといえば、チュンチュン鳴いているばかりかと思っていたのですが、国松さんによると、いろいろな鳴き声が確認されているそうなんです。
【普段】チュンチュン チュイッチュイッ
【喜び】チーチーチー チュンチュッ
【警戒】チャン チャン チャン
【怒り】ジュウ ジュウ ジュウ
【恐怖】チュチュチュチュチュ
若干人によって聞こえ方は違うと思いますが、このように、シチュエーションによって鳴き声が違うのなら、私も今度よく耳を傾けてみようと思いました。
まとめ
鳴き声については、他にも縄張りを主張する時に、ジュクジュクと鳴くなんていう記述が図鑑に載っていました。
群れで暮らすスズメにとって、天敵の出現を仲間に知らせたり、餌の在りかを連絡し合ったりと、鳴き声は大切なものなのかもしれませんね。
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